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2022年版 秘密のページにようこそ。



2022年度

はつらいよ全48作品

自分なりの勝手なランキング 



(野暮を百も承知で)









あたりまえですが、なんの効力も、なんの普遍性もありませんので個人のお遊びということで読んでくださいね。
かつて2007年と2017年度にもこのランキングを作りました。この15年で自分の変化が興味深いです。


■ 作品を見た回数と言うのはある作品を最低でも40〜50分以上続けて見た時にはじめてカウントされます。
  もちろん40分見たとしたら40分のぶんしかカウントしないで考えました。
  何かの調べものの時のように5分や10分チェックのために見てもいっさいカウントはしません。
  なぜほとんどの作品が50回〜100回あたりという凄い数になるかと言いますと、私が本編完全版を制作するときに最低20〜25回ほどは
  完全に見るので、そういうのを入れるからです。名作や好きな作品は詳細まで書きこみますので
  好きな作品の本編を制作する時だけでも50回以上見ています。ただし、いちいち記録は取っていませんし、その時間数は膨大です。
  だから合計回数は当然かなりのおおよそです。
  おおよそですが不思議なことに意外に結構誤差は小さい・・・と思っています。
  なぜかだいたいでわかっちゃうんですよねこれが。おおよそ1995年くらいからの記憶です。(下一桁は四捨五入)


■ マドンナの魅力と言うのは女優さんの魅力も加味されますが、主にそのマドンナさんが魅力的に描かれているか
   そのマドンナさんの物語に深みや心の機微があるかと言う観点から点数を付けました。
   それゆえ同じ女優さんでも作品によってぜんぜん魅力が違うのです。

■ その作品に対する個人的な評価と個人的な好き度は若干ずれがあります。認めるけど共感は弱いとかね。
   評価的にはいまいちにしてしまうけど、ついつい好きな要素があって見てしまうとか。

■ 珠玉の名シーンというのは、私が思う珠玉の名シーンであって、世間で言われているその作品の名シーンとずれることは多々あります。
   あくまでも個人的に思う私にとっての珠玉の名シーンの数を満点を5で表しました。

■ 2017年の順位と今回2022年の順位を比較して 「同じ」 「アップ」 「ダウン」 と表記しました。アップダウンには数字を入れました。

■ 同じ総合得点になった作品があっても、野暮を承知であえてすべてに順位をつけました。
   だから同じ総合得点も同じ順位もあえてありません。同点だった場合でもあえて加点して1点差で順位を付けました。

■ 作品タイトルの文字の色を変えてあるのは、私にとって「ほぼ同じ質」の作品のイメージがある場合ひとつのグループと
   いうことで同じ色にしたわけです。
   数字の点数はほとんど変わらなくても私のイメージ的にはこのような色分けグループ分けになるのです。

■ こういうランキングというのは人によってぜんぜん違ってきます。
  私の親しい寅さん友達がたとえばこういうの作ると、私が30位より下にランキングしたものを10位以内に入れたり
  その逆ももちろんあったり、もうひとによって評価も好みもめちゃくちゃでバラバラなのです。そしてだからこそ面白い。
  それゆえ、あくまでもこれは私の個人的な閉鎖的、独断的、そしてお気楽なランキングです。





2022年11月21日現在の私の今の正直な気持ちと感覚でランキングしてみました。本来は全てに順位を付けるのはナンセンスですので、
一応色分けしたグループと考えていただければ私の本意の部分に近いかもしれません。

作品名  順位 寅のマドンナの魅力
(10点)
個人的な
評価
個人的な
好き度
作品を見た回数

100回見たら10点

(かなりおおよそ)
 特別加点
(珠玉の名シーンの存在)
 総合得点 2017年の 順位
第15作「寅次郎相合い傘」 1位   同じ リリー      10 99 99 210回  21 4  233 1位
第17作「寅次郎夕焼け小焼け」 2位   同じ  ぼたん       8 99  99  220回  22 4  232 2位 
第25作「寅次郎ハイビスカスの花」 3位  同じ
リリー       10 90 95 230回  23  223 3位
第1作「男はつらいよ」 4位  同じ 冬子さん     6 90 92 150回  15 5  208 4位
第8作「寅次郎恋歌」 5位  同じ 貴子さん     5 89 89 180回  18  204 5位
第11作「寅次郎忘れな草」 6位  1アップ リリー       9 90 90 130回  13 2  204  7位
第10作「寅次郎夢枕」 7位  1ダウン 千代さん     9 89 88 110回  11 2  199 6位
第18作「寅次郎純情詩集」 8位  2アップ 綾さん       7 88 88 120回  12 2  184  11位
第2作「続.男はつらいよ」 9位  同じ 夏子さん    8 78 85  100回  10 2  183 7位
第5作「望郷篇」 10位  1アップ 節子さん     6 85 83 140回  14 4  192 8位
第32作「口笛を吹く寅次郎」 11位  1ダウン 朋子さん     9 84 84 110回  11 3  191 11位
第13作「寅次郎恋やつれ」 12位  同じ 歌子さん8 80
     80
 
140回  14  184 12位
第16作「葛飾立志編」 13位  1アップ 礼子さん     6 82 82 110回  11 2  183 13位
第38作「知床慕情」 14位  1ダウン  りん子さん    5 83 78 130回  13 2  181  14位
第9作「柴又慕情」 15位  同じ 歌子さん     7 77 78 110回  11 1  174 15位
第14作「寅次郎子守唄」 16位  同じ 京子さん     4 78 78 120回  12 2  174  16位
第28作「寅次郎紙風船」 17位  1アップ 光枝さん     6 78 78  90回   9 2  173 18位
第12作「私の寅さん」 18位  1ダウン りつ子さん    6 77 75 120回  12 1  171 26位
第22作「噂の寅次郎」 19位  同じ 早苗さん     8 74 74 120回  12  169 25位
第29作「寅次郎あじさいの恋」 20位  同じ かがりさん    6 76 74 100回  10 1  167 16位
第27作「浪花の恋の寅次郎」 21位  同じ ふみさん     7 76  73 90回   9 2  167 23位
第7作「奮闘編」 22位  同じ 花子        5 76 75 90回   9 1
 166 21位
第6作「純情編」 23位  同じ 夕子さん     3 76 73 110回  11 1  164 19位
第26作「寅次郎かもめ歌」 24位  2アップ すみれ      5 72 73 120回  12 1  163  29位
第39作「寅次郎物語」 25位  3アップ  隆子さん     2 74 74 100回  10 2  162 20位
第34作「寅次郎真実一郎」 26位  2ダウン ふじ子さん     6  70 70 100回  10 1  157 22位
第19作「寅次郎と殿様」 27位  3アップ  鞠子さん     4 70 74 80回   5 1  154 30位
第42作「ぼくの伯父さん」 28位  2ダウン   寿子さん      3 67 72 100回  10  1 153 34位
第20作「寅次郎頑張れ!」 29位  同じ 藤子さん      3 70 68 70回   7 1  149 24位
第48作「寅次郎紅の花」 30位   5ダウン リリー      7 66 66 70回   7 0  146  25位
第21作「寅次郎わが道をゆく」 31位  同じ 奈々子       3 62 67 90回   9 0  145 27位 
第23作「翔んでる寅次郎」 32位  6アップ ひとみさん 2  64 64 50回   5 0  135 29位
第24作「寅次郎春の夢」 33位  2アップ 圭子さ 3 63 63 60回   6 0  135 36位 
第36作「柴又より愛をこめて 34位  同じ 真知子さん4 62 63 60回   6 0  134 35位
第35作「寅次郎恋愛塾」 35位  2ダウン 若菜さん     5 62  62 50回   5 0  134 37位
第30作「花も嵐も寅次郎」 36位  4ダウン 蛍子さん     5 59 60 80回   8 1  133 32位
第40作「寅次郎サラダ記念日」 37位  同じ 真知子さん    2  60 61 80回   8 0  131 36位
第45作「寅次郎の青春」 38位  2ダウン 蝶子さん     5 60 58 50回   5 0  128 41位
第33作「夜霧にむせぶ寅次郎」 39位  7アップ 風子          2 57 60 60回    6 0  125 46位
第37作「幸福の青い鳥」 40位  1アップ 美保さん     2 57 59 60回   6 0  124 41位
第31作「旅と女と寅次郎」 41位  7アップ はるみさん1 59 56 50回   5
0  121 48位
第43作「寅次郎の休日」 42位  1アップ  礼子さん     2 57 57 50回   5 0  121  43位
第44作「寅次郎の告白 43位  1ダウン  聖子さん     1 56  57 60回   6 0  120  42位
第46作「寅次郎の縁談」 44位  5ダウン 葉子さん     2 54 57 40回   4 0  117 39位
第47作「拝啓車寅次郎様」 45位  4ダウン 典子さん     2 55 56 40回   4 0  117 40位
第3作「フーテンの寅」 46位  2ダウン 志津さん     1 54 52 60回   6 0  111  44位
第4作「新.男はつらいよ」 47位  2ダウン 春子さん     1 53 52 50回   5 0  110 45位
第41作「寅次郎心の旅路」 48位  同じ 久美子さん2 50 48 50回   5 0  103 47位
スピンオフ「お帰り寅さん」

49位  イズミ        1 45 45  10回10(特別枠) 1   102  


(お帰り寅さんは時空が違いますのでパラドックスが生じます。参考程度ということで)


もちろんこれは私の勝手な個人的な感覚であって、これを読まれた方々はこんなお遊びはまったく気にしないでくださいね。
そしてたとえば毎年こういうのを作ってもきっとかなりの数が微妙に上下します。


■注意事項↓

このランキングで上位に来ている同一マドンナものが2つありまして、
一つはリリー そしてもう一つが歌子さんです。
これらのマドンナ作品は私の中では上位に来ていますが、
例えば、リリーを鑑賞される場合は必ず「忘れな草」から「相合い傘」、「ハイビスカスの花」と観てください。
歌子さんを鑑賞される場合は最初の「柴又慕情」から観てください。そのあとで「恋やつれ」を観てください。
単品で観たり、逆順で観るとその作品の良さが半分しか分かりません。



満男と泉は第48作で結婚の約束を明らかにしていることが想像できます

実際幻の作品となった次回作第49作「寅次郎花遍路」では満男と泉の結婚式シーンが
おおまかな構想(梗概)ではっきり示されていたそうです。

なので、

★満男と泉は、私の中では第48作直後に結婚し、今は成人に近い子供もいます。
だから満男と泉の数々の物語や旅は輝き続けるのです。

「お帰り寅さん」はあくまでもスピンオフ映画で、結婚目前の満男が泉と別れてしまったことなど、
本筋とは違った時空で繰り広げられた物語だと個人的に私は思っています。

つまりパラドックスが生じてしまうゆえにシリーズからは切り離すのが良いと思うわけです。

     『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』 個人的ポスター 2007年制作