号外!!!!です。2016年11月
「男はつらいよ」の本編のこと。
本編で寅さんが映っている場面にフィルムの使いまわしがあった!
寅さんが18秒も映りっぱなしの場面で2つの作品間でまったく同じフィルムが使われていた。
予告編じゃない。
ちゃんと映画の中で。
ある作品とある作品のOPあたりで
まったく同じフィルムが使われていた。いわゆる使いまわしだ。
それも18秒も!それも寅がその間スクリーンに映りっぱなし、なんと寅のアップもしっかりある。
今まで、それらのシーンが同じフィルムであることに気づかなかった自分にショック^^;
なぜわかったかというと、
本日11月9日、本編を深く考察され続けている兵庫県川西市の矢尾さんが、
遠路はるばる柴又で現在開催されている私の絵画展に来られて、
本日その疑問を投げかけられ、私も検証して結論を出したのだった。
今までも声や効果音やテーマ曲、BGMが使いまわしっていうのはけっこうあるのだが
映像フィルムの・・・それも寅があれだけ映っているシーンでの2度使いは驚いた。
まあ、いかにもプログラムピクチャー映画量産してきた松竹らしくて
ありがちですけど・・・┐(´-`)┌
とは言え、小津安二郎監督ならどんなことがあっても
絶対しないことだろうなあ・・・怒るだろうなあ...( = =)
このタイトルインのシーンは問題なし。
タイトルのバックは自転車が通り過ぎる演出は一緒だが、
きちんとオリジナルを撮り直している。場所も違う。↓
問題はその直後の映像から19秒間だ。
こちらが第27作「浪花の恋の寅次郎」OP 夢の後の 歌のシーン
こちらが第31作「旅と女と寅次郎」のOP 夢の後の歌のシーン
役者のクレジットの筆さばきはさすがに新しいものに変えてあるが
フィルム自体はまったく同じものを使っている。↓
第27作「浪花の恋の寅次郎」
こちらが第31作「旅と女と寅次郎」
こちらが第27作「浪花の恋の寅次郎」
こちらも、↓役者のクレジットはさすがに新しいものに変えてあるが
フィルム自体はまったく同じものを使っている。
こちらが第31作「旅と女と寅次郎」
そして寅のアップ 第27作「浪花の恋の寅次郎」
こちらが第31作「旅と女と寅次郎」
第27作「浪花の恋の寅次郎」
こちらが第31作「旅と女と寅次郎」
一番上の映像からこのアップ↑まで19秒間同じフィルムが使われている。
使い回しをしてしまった理由を知りたい。
なにか撮影に大きなミスがあったのだろうか・・・
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