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7月15日の土曜日はBSにて『寅次郎相合い傘』が放送されましたね。
このシリーズの名作中の名作です。
私が数年に一度更新している全作品ランキングでも
常に第17作「寅次郎夕焼け小焼け」と1位と2位を争っている傑作です。
この作品のラストは北海道、
函館の海岸での寅と「キャバレー未完成」の女性たちの再会があり、
みんなでマイクロバスに乗って温泉に行くという明るいラストに仕上がっているのですが、
昨日まで僕はてっきり寅に話しかけるあのド派手なキャバレーの女性二人は
ベッティの方はフリーの役者さんの光映子さんで
キャッシーの方は松竹大部屋の重鎮の秩父晴子さんだと思い込んでいました。
なぜならば、20年ほど前から、ウイキペディアのキャスト一覧にそう記載されていたからです。
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しかし、昨日
山田組の撮影監督である高羽哲夫さんが個人的に残されていたこの作品の台本に
鉛筆で書き込みがあるのを昔台本を撮影した写真に見つけたのです。
つまり、台本の一番後ろのキャスト一覧の、キャバレーの女性の欄に
光映子さんと戸川美子さんが高羽哲夫さんの文字で書かれていたのです。
みなさん、このキャッシー役、秩父晴子さんと戸川美子さんの顔を
見比べてどちらが正しいか判断してみてください。
僕的には、高羽哲夫さんの書き込みが正しいと、判断しました。
顔の輪郭、目の形、口のあり方、から見て、戸川美子さんだと!
つまりあのラストで再会する設定のキャバレーの女性で背の高い金髪の方は光映子さんで正しく
もう一人のメガネかけたおばさんと呼ばれていた人は
秩父晴子さんではなくなんと!戸川美子さんだと判断しました!
これは、
男はつらいよ研究の小さな、しかし、意味深い訂正です。
★昨夜僕のホームページの寅次郎相合い傘の本編、
ラストのシーンの補足とキャスト名を訂正し、戸川美子さんを追記しておきました。
ちなみに秩父晴子さんも戸川美子さんも
この寅次郎相合い傘では柴又の八百屋さんのお客さんとしても出ています!
■つまり二役をしていたのは
秩父晴子さんではなく、戸川美子さんでした!
大部屋の重鎮さんたちは、もちろん他の寅さん作品でも
たくさんの作品で出演されています。
ちなみに松竹大部屋の重鎮さんでセリフが一番多いのは谷よしのさんで
毎作品でセリフがあると言ってもいいくらいセリフもらっていますが、
後藤泰子さんや秩父晴子さんや戸川美子さんはほんとに一言二言程度なんです。
でも、
今回の戸川美子さんは
八百屋の客としても「カタギじゃないね…」
そして函館の海岸で
「あれー!?何やってんだそんなとこで?」の
セリフをもらっていました!