お気楽コラム 【 寅次郎な日々 】 たぶん…一週間に一度くらいアップかな…
2015年10月2日 寅次郎な日々 591
秋の大特集 vol.2
名作第15作「寅次郎相合い傘」第5作「望郷編」
あのロードムービー青森と北海道ロケ地完全踏破全記録
その2 函館、日ノ浜 編
バリ島から帰国した直後の8月15日お盆の直後、
私はちびとらさん父子と二人で第15作「相合い傘」の
旅を再現することとなった。
青森港ー函館ー日ノ浜海岸ー長万部近郊(車窓)ー
小沢駅ー銀山駅ー余市駅近郊(車窓と道路)−蘭島海岸ー蘭島駅
ー蘭島近郊のトンネル出口ー小樽全域ー朝里海岸
ー札幌ー千歳の牧場
2回目の今回は 函館編。
(前回は青森港踏破を掲載した)
十和田丸に乗って津軽海峡を越えていく寅と兵頭パパ
現在はもちろん青函連絡船はその役割を終え、
代わりに物流を中心とした青函フェリーが行き来している。
私たちは、今回、青函フェリーの「あさかぜ」で
津軽海峡を4時間かけてまずは函館に渡ったのだった。
そして函館山が見え、私たちは北海道へ上陸した。
まず・・
函館はこの風景描写↓から始まる。
40年前の本編であった構造物が取り払われ、
現在はいろいろな物が新たに港に作られている。
それゆえ、向こうに見える山の形を目安にピンポイントで撮影。
本編の左に見える建物は塗り替えられてはいるが健在。
この函館はこの「相合い傘」のラストシーンも撮影されている。
恵山が見える 日ノ浜海岸
本当は寅がしゃがんでいた場所は、このような波打ち際ではなく
少し波打ち際から高くなったところだったが、
現在道路の場所も変わってしまったこともあり
寅の場所は植物で埋め尽くされて
このような再現ができなかったため、
波打ち際で撮影をしようということになった。
この時間帯は雨模様で近くの山でさえこのような霧が立ちこめ
なかなかきれいな姿は見せてくれなかった。
このシーンも↓
本当はこのように見える↓
しかし、上にも書いたように、
この日は日ノ浜海岸の向こうは曇り空で恵山も含めた山々は見えなかった・・・(T_T)
このシーンも・・・
私たちが滞在した時間は山は不完全にしか見えていない
このストリートビューのように山が見えていればわかりやすい↓
このシーン、向こうの岩は健在!
当時はは波打ち際と道路の間にカメラはあったのだが、
現在道路は全てもう少し上に移動し、寅が歩いていた場所も
植物が植えられ、うっそうと茂り、立ち入りして撮影はできない状態だったので
新しい道路から撮影した。
寅の向こうに見えていた岩は今も健在。
そして寅を乗せた「キャバレー未完成」のマイクロバスは
恵山に向かって発車して行くのだった。
本編撮影時の道路は、上にも書いたように
今はもうちょっとだけ高い場所に作り替えられて上げられている。
あえて本編のような道路が見える状態で撮影すると、こうなる。↓
そして・・
ラストシーンで見える美しい恵山。
上にも書いたように、道路の高低が移動してしまっているので
この本編のカメラアングルでは今の手前の道路は見えない。↓
晴れていると恵山がこのように見える↓
ピンポイント位置はここ↓函館恵山病院の南約300メートル。
ところで・・・
この時に使われたキャバレー未完成は実際に函館に存在した名物
キャバレーで、ここの元支配人さんとは寅さん仲間である。
現在はこのようにキャバレーの建物は取り壊され
空き地になってしまっている。
昔の超人気テレビドラマ「特別機動捜査隊」にも1969年度に出てきた。
壊される前の様子とピンポイント位置↓ 2011年
函館市松風町9番地
現在は更地になってしまった。
20世紀の末にキャバレー未完成は閉じられたのだが、2007年に一夜だけOPENしたそうだ。
その時の様子を写真に撮られた素晴らしいサイトがこれ↓「函館のおぢさん2的ブログ」
http://hakodate.dreamlog.jp/archives/904442.html
そして函館のラストは
函館山展望台からの景色
長万部方面の寅リリーパパの車窓風景の重要取材予定が押していたので
夜までは待てず、展望台の真下から夕方4時前に撮影↓
本来は夜まで待って展望台から撮るとこうなります。↓
さあ、青森港と函館はパーフェクトだった。
次は越後の寅友である滝沢さんの功績が光る
世界初登頂の長万部付近の車窓風景だ!
10月10日ごろアップの
「長万部付近の車窓風景編」に続く。