お気楽コラム 【 寅次郎な日々 】 たぶん…一週間に一度くらいアップかな…
2015年9月24日 寅次郎な日々 590
秋の大特集
名作第15作「寅次郎相合い傘」第5作「望郷編」
あのロードムービー青森と北海道ロケ地完全踏破全記録
序曲
バリ島から帰国した直後の8月15日お盆の直後、
私はちびとらさん父子と二人で第15作「相合い傘」の
旅を再現することとなった。
青森港ー函館ー日ノ浜海岸ー長万部近郊(車窓)ー
小沢駅ー銀山駅ー余市駅近郊(車窓と道路)−蘭島海岸ー蘭島駅
ー蘭島近郊のトンネル出口ー小樽全域ー朝里海岸
ー札幌ー千歳の牧場
出発直前の、
寅友である越後の滝沢さんからの貴重なメールにより、
世界初となったあの3人の車窓シーンも
同じく滝沢さんからのその後のメールによる
世界初の馬車に乗った3人が行く牧場発見も含めて
完全踏破の4日間だった。
また、第5作の「望郷編」でのSL車窓風景や
タクシー疾走シーンなども世界初であった。
まずは青森港から―
東京をちびとら号で出発し、およそ8時間、
途中ちびとらちゃんの希望にこたえるべく
クワガタを探したり、田んぼアートを見たりしながら、
夕方4時半に青森港のロケ地に到着。
第15作「相合い傘」本編では、この映像から始まる↓
撮影がおこなわれたビルから眺めると今もかろうじて海が見える↓
撮影に使われたと思われるこのビルは老朽化が進んでいますし、外階段は危険ですので
将来のある堅気の方にはお勧めしません。
撮影カメラはそのまま1カットで
そのまま下方向にティルト(パン)して行く。↓
で、善知鳥神社で啖呵バイしている寅へ移行。
赤い鳥居、白い鳥居
このあたり、石柱が作りかえられてる可能性が高いが、
まあ、ここのあたりであることは間違いない。
寅のバイの場所を正面から見たらここだ。
で、善知鳥神社のバイが終わって、青函連絡船「摩周丸」を
見ながら寅が歩いていく海岸近く。
かなり変わってしまってはいる┐('〜`;)┌
「みなと」の看板がある川崎商店は
この周辺の開発のため、今は
50メートルだけ南にずれた場所に移動している。
カメラはそのまま左にパンして行く。
今はこう・・・
この本編の看板↓だけで見える「福屋旅館」は
数年前までこの近くにあったが、今は空き地になってしまった。
映画とは何の関係もないが一応福屋旅館の跡地。
かつてはこのように、撮影場所から50メートルほど向こうに
福屋旅館は存在した。↓
一方寅が宿泊していた馴染みの旅館。
本編では左右反転で「陸奥屋支店」と読める。↓
寅友のリリーこと、寅福さんが、数年前に、
わざわざ国会図書館に出向いて、当時のゼンリンの住宅地図で
福屋旅館と陸奥屋支店を見つけてこられたのである。
寅福さんのブログから地図画像↓を拝借しました。
この陸奥屋支店も徒歩圏で当時は実在していた旅館。
現在は大きな図書館が入っているモールになった。
陸奥屋支店は、この写真で言うと、
モールの1階の手前から右の方へ10メートルほど横。
本編でチラッと映る夕暮れ時の停泊する摩周丸↓
現在は全ての連絡船はその役目を終わり、
この青森港フェリー乗り場で「八甲田丸」がそして海峡を挟んで函館港では
「摩周丸」が記念のモニュメントとして見学が許されている。
ちなみに、寅とパパが乗り込んで渡って行くのは「十和田丸」
私も学生時代に「十和田丸」で北海道に渡ったことが懐かしい。
本編では摩周丸 現在は八甲田丸
翌朝しっかり晴れたので八甲田丸を再度撮影してみた。↓
さて、青森港はロケ地のアングルを全て踏破した!
翌朝の青函フェリー「あさかぜ」に乗って函館へ ―
次回10月はいよいよ函館から小樽です。
続く。
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私に関する記事
朝日新聞 夕刊 2014年5月21日