お気楽コラム 【 寅次郎な日々 】 たぶん…一週間に一度くらいアップかな… 2016年7月8日 寅次郎な日々 602 第48作「紅の花」ラストシーン 神戸長田区完全踏破&撮影に成功しました! この長い長いシリーズは東京葛飾柴又の風景から始まり 最後は神戸市長田区の俯瞰風景に終わる。 長田区はあのような震災の1年9ヵ月後の撮影ゆえ シビアな映像となったが、 現在は見事に復興し、美しい町となっている。 あのラストの俯瞰撮影の再現は、至難の業だと言われていたが いろいろな工夫をし、許可を得、同じ場所付近からの撮影に今回成功したのだ。 今回の神戸長田ロケ調査は、 深い仲の寅友であるお馴染み小手寅さんと この「紅の花」で菅原にあるという設定の「石倉ベーカリー」のモデルとなられた 石倉悦子さんの3人でめぐった。 (彼女の店は本当は「くららベーカリー」なので私たちは彼女をくららさんと呼んでいる) もうずいぶん長いお付き合いの石倉悦子さん(くららさん)ゆえ、 もちろん、この4月22日の長田区菅原訪問は 特にあの難攻不落のラストシーンの俯瞰写真!を撮影できたことは そして その後、長田マダンを踊っている現在の「すがはら すいせん公園」まで そして その際、ベーカリーの仮設場所を映画撮影時に貸してくださった みなさんありがとうございました。 それではひとつひとつ画像で紹介して行こう。 まずは終わりのクレジットが出るラストカットから!! 世界初登頂! これは「紅の花」のメイキングビデオに使われた映像からのピックアップ画像。 本編よりかなり広範囲に映っている。 よく見ると、震災から22年経った今も、 火災を免れた地区は当事の建物がかなり残っているのがわかる。 諸事情によりどこの位置から撮影したかは書くことが出来ません。ご理解くださいませ。 事前準備である程度の解明は進めておいたので、現場でもさほどの混乱はなかった。 事前に作っておいた資料↓ 決定版。ロケ地地図。 瓦礫の道向こう(線路そば)にあったガソリンスタンドは今も健在↓ さてこのシーンから神戸長田区のロケは始まる。 最初はずっとわからなかったが、 よくよく見れば右端にガソリンスタンドが見える!! 現在は近くにビルや建物が立っているため本編で見えるガソリンスタンドは 間近で見るしかなくなっている。 色は塗り替えられているが、電灯や階段などは今も健在。 現在の寅が立っていた位置はビルが手前に建っているため、 ガソリンスタンドが見えない。 そこで、ちょっとわざとずらして撮影してみた。 ロケ風景 「震災発」さんのHPより使わせていただきました。 撮影風景の際に映りこんでいた工場の建造物が今も健在! 歩いていく寅 向こうに石倉ベーカリーの仮設の裏側が見える。 長田マダンを踊っている場所は、現在の「すがはら すいせん公園」 撮影当時は震災の影響で家がなくなってしまっていたが・・・ 現在の同じ場所は、当然ながらこのように↓ 菅原の「すがはら すいせん公園」がまったく見えない状態。 もうちょっと近づいて行ってもやはり家が建ち並びもう公園は見えない。 撮影事は菅原市場の入り口付近には このように山田組の建てていた正月セットや旗の数々が目立っていた。 上にも書いたが、現在は「すがはら すいせん公園」という名前の広場になっている。 手前がいしくらベーカリー(Ishikura Bakery) 実は本編での石倉ベーカリーの仮設店舗は、現在の化粧品屋さんの「キノヤ」さんだと 今回判明!ピンポイントは世界初。 向こうに見える平田タバコ屋さんは撮影当事は仮設で映っていたが 現在は立派なビルになっている。 タバコ屋さんでもそれぞれ撮影当事の建物の位置確認の質問をさせていただいた。 キノヤさんの手前は豆腐屋さんで、昔からそこで働いてらっしゃる 竹中さん(写真真ん中)に詳しいお話を聞いた。右はご存知石倉悦子さん。 現在の韓国料理の店の部分に寅が歩いて来た道があった。 真ん中がキノヤの奥様である岸本さん。左がくららさんこと石倉悦子さん。 岸本さんは映画公開の翌年にテレビ番組で再びこの地を訪れた大助花子さんから お店を再訪され、お礼の色紙をプレゼントされた。 仮設の市場の向こうにあった白いビルが今も健在。 仮設市場だった場所には「味彩館」というスーパーができている。 当事の山田組の撮影風景とストリートビューでの同じ位置(事前調査資料から) 撮影風景は、「震災発」さんのHPから使わせていただいたものです。 上記の通り、石倉ベーカリーの仮設店舗は元々は「キノヤ」さんという化粧品屋さんだった。 撮影当事存在したこの肉屋さんは、かなり前に店を閉じたようだった。 肉屋の向こうに見える寿司屋さんも昨年に店を閉じたらしい。 肉屋さんのテントから見た構図。 22年前のくららさん夫妻がエキストラで歩いている^^ 「キノヤ」さんが撮影時の石倉ベーカリー。韓国料理の店が道。 本編では、石倉ベーカリーの店の中からのアングルもある。 「キノヤ」さんの奥様の岸本さんにお願いして、映画本編の時のように 店の中から撮影させていただいた。 もちろん入り口がやや右にずれていたり、引き戸の幅が本編よりかなり狭くなっているので 本編とは違ってしまうが、まあこのような感じではあったと思う。 そしてあのラストシーン・・・ カメラは寅たちへの望遠映像から、ゆっくりゆっくりズームバックして行く。 右に東海道本線の線路、左に遠く高取山菊水山などの六甲山地の端が見える 追伸 もちろん、菅原から車で6分の、くららさんの経営する「くららベーカリー」で パンをたくさん買ったのは言うまでもない。 長田区三番町2丁目2-6 左は小手寅さん。真ん中がくららさんこと石倉悦子さん。で、右が私、吉川。 後ろの看板は映画で使われたものをくららさんが 山田組からプレゼントしてもらったのだ!w( ̄▽ ̄)wワオッ!! 小手寅さんは本名が江見潮さんなので龍野のみんなには「潮じい」と呼ばれている。 彼のキャップのロゴに注意。^^ くららさんの案内で、「新長田駅」構内で ひっそりと神戸市民を守っている「寅地蔵」を見に行きました。 誰にも知られずみんなを護っているその控えめなあり方に惹かれました。 山田監督の手紙が添えられてありました。 小手寅さんとくららさん 菅原市場のあとには上記のごとく、現在「味彩館」というスーパーが建っているが その店の前には映画撮影を記念してこのようなモニュメントが飾られている。 終わり 読売新聞朝刊(東京版)
夕張の炭住をゆく車寅次郎 「男はつらいよ 寅次郎幸福の黄色いハンカチ」より 「君の知らない柴又を見せたいFour seasons(完全版)2011」をアップしましたので できるだけ高い画質の【720p】以上でご覧ください。 ネット上では初公開です。 前回の作品(冬と春)に、 新たに新緑と初夏と盛夏と秋と晩秋を加え【四季折々】の知られざる柴又を表現しました。 それではご堪能ください↓ 2011年宮嶋龍太郎 制作 できるだけ高い画質の【720p】以上でご覧ください。 「 宮嶋龍太郎+2 展 」中綴じパンフレット12ページ 表紙 満月と立山連峰 雨降る江戸川風景 吉川孝昭 2011年4月3日 水彩 14cm.×24cm. 帝釈天本堂に上る夕暮れの月(自宅バルコニーより撮影) 矢切の渡し 2011 冬 (2月10日) 雪の日の寅次郎 RYOTARO pos 『男はつらいよ 寅次郎風の盆恋歌』のポスターが完成しました! 2010年制作
『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』 オリジナルポスター 2007年制作
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