お気楽コラム 【 寅次郎な日々 】 五日一度アップかな…
とらや全48作品【お品書き】考察記
2008年7月23日 寅次郎な日々 その368
ご注意) 下の文章をはじめ、私のサイトには物語のネタバレが多く含まれます。
まだ映画作品を一度もご覧になっていない方は必ず作品を見終わってからお読みください。
この映画の舞台である『とらや(くるまや)』は、食べ物屋さんなので
当然店に【お品書き】が貼ってある、もしくは掛かっている。
お客さんはそれを見ていろいろ注文するのだが、作品によって、そのメニューの種類は実にいろいろである。
値段も、もちろん時代とともに上がっていく。しかし時には値下がることもあるのだ。
前々から私はこの全48作品「お品書き」を、書きつくし、それをもとにあらゆる角度から分析し、
じっくり腰をすえて考察したかったのだが、なかなかそのタイミングが掴めないまま、
それぞれのデータは宙ぶらりんになっていた。
そこで今回は「夏休み記念大特集!」として、 おいおいヾ(^^;)
『とらやお品書き大全』を書いてみようと思う。 おおげさおおげさ ヾ(^^;)
あ、それと、ついでにとらやの「冷蔵庫」の名前も全48作品まとめてみた。
ちょっと長くなるし、こんなものを読んでも、物語の本流とは何の関係もないが、
この本流と何の関係もないことをくどくどと調べて考察していく楽しさは何ものにも代えがたいものだ。
「お品書き」を48作品まとめて調べてみると結構意外な事実がたくさん見えてきたので
面白くなり結局その間絵を描かずに3日もこのアップに費やしてしまった。
まあ、それゆえに今年の「寅次郎な日々」の中では珍しく勤勉な考察記になったと思う。
お暇な方はどうぞお読みください。
ただし長いですよ〜〜(((((^^;)
(注意)個々の作品のお品書きでどうしても読み取れない商品名や価格は
不明のままということでこのページには書いていませんのでご了承ください。
■第1作「男はつらいよ」
この作品だけはお品書きがイマイチ読み取れない。
森永の冷蔵庫とペプシコーラの看板だけが目立っていた。
冷蔵庫は 森永 マミー 乳酸菌飲料
ペプシ
■第2作「続男はつらいよ」
冷蔵庫は第1作同様「森永」
「値段」がはっきりスクリーンで読み取れる。
第2作はクリーム系が多い。
クリームあんみつやクリームソーダがある。
かき氷
レモン50
イチゴ50
.メロン50
あんみつ70.(第13作では第15作と同じ150円)
クリームソーダ70.
ソーダー水50.
アイスクリーム30
サイダー50
クリームあんみつ80.
おでん 100
サイダーやソーダー水などが50円と、当時の普通の値段なのに比べて、
かき氷やあんみつが安め。
特にクリームあんみつは80円と凄いお得!これじゃあんまり儲けがないぞ。
当時1969年といえども、もしサイダーが50円だとするならば、甘いものの王者
クリームあんみつは下町の安い店でも120円くらいはしたと思う。
(わたしは当時まだ小学校低学年なので想像)
第13作「恋やつれ」ではあんみつは150円
■第3作「フーテンの寅」
冷蔵庫は森永 マミー
社長「おばちゃん、客が来るんだ。団子十箱ばかり作っといてくれよ、200円の」
一折小が200円、大が300円。
三ツ矢サイダー
ソーダー水50
ところ天 50
ジュース50
アイスクリーム70
サイダ−50
黄金餅 50
ぜんざい 60
おでん 70
50から70円の間多し達筆で読めない文字多し。
■第4作「新男はつらいよ」
冷蔵庫は森永 マミー
3作と同じ場所に同じお品書き
やはり達筆で全部は読めず
ソーダー水50
ジュース50
アイスクリーム70
サイダ−50
ところ天 50
黄金餅 50
ぜんざい 60
おでん 70
大が500円?
■第5作「望郷篇」
冷蔵庫は雪印 雪印牛乳
この作品ではたくさんのお品書きがぶら下がっているにもかかわらず
カメラが上に向かないため。結局下のほうしか読み取れない。
まあどれもこれも50円〜80円
一折三百円
サイダー…50
アイスクリーム70
おでん80
■第6作「純情篇」
冷蔵庫は、今回は『森永』 マミー
ジュース…50
サイダー…50
コーラ…60
団子一折…300
(団子はシリーズの後半の方は1000円になっていく。)
■第7作「奮闘編」
今回も第6作に続いて冷蔵庫は森永。 マミー
焼きだんごは60円
第7作で焼きだんごは上記のように60円に値上がりしたが、
第9作で、なぜかまた50円になった。
団子一折500(違う柱には300円)
ジュース50
コーラ60
サイダー50
焼き団子60
■第8作「寅次郎恋歌」
冷蔵庫は雪印
サイダーは第8作の方が第10作より高い。
コーラ60
サイダー60
ジュース50
珍しくかき氷のお品書き
氷あづき 50
氷いちご40
氷レモン40
氷メロン40
氷ミルク50
コーラ60
サイダー60
ジュース50
■第9作「柴又慕情」
今回は『ペプシ』の巨大な冷蔵庫←黄色がやたら目立つ。
団子系10円値下げ。
磯乙女50
茶飯100
焼き団子50
ところ天 70
アイスクリーム50
赤飯100
黄金餅50
あんみつ100
(ラストでもペプシの車に登と一緒に乗る)
■第10作 「寅次郎夢枕」
冷蔵庫は森永に戻る
茶めしは第38作と比べて半額。
コーラ 60
サイダー 50
ジュース 50
団子一折 300
おでん100
茶めし100
焼き団子60
草団子200(一折)?
■第11作「寅次郎忘れな草」
冷蔵庫は「雪印」
ここから雪印独占状態がしばらく続く。
茶めし 100
おでん 100
コーラ 60
ジュース 50
サイダー 50
一折 300
焼き団子60
■第12作「私の寅さん」
冷蔵庫も第11作同様 雪印
この作品でも値上がり
草団子がなんと2倍!
60円から120円に!
草団子 120
茶めし 120
おでん 150
焼き団子 80
くず餅 100
こがね餅 80
ところ天 100
磯乙女 80
あんみつ 120
みつ豆 120
コーラ 60
ジュース 60
ソーダ水 50
この第12作「私の寅さん」では草団子は120円に値上がりしている。
第13作「恋やつれ」以降では草団子は今度は値下げして100円になり、それをしばらくはキープしていた。
■第13作「恋やつれ」
冷蔵庫は今回も 雪印
お客さんの大反発があったのか
草だんごすぐに100円に値下がり(^^;)
他のものでは値上がりも。
赤飯 150
茶飯 150
草団子 100
磯乙女 100
おでん 150
くずもち 100
ところ天 100
あんみつ 150
みつまめ 150
■第14作「寅次郎子守唄」
冷蔵庫 今回も 雪印
おでん 150
茶めし 150
赤飯 150
みつまめ 150
あんみつ 150
ところ天 100
磯おとめ 100
草団子 100
くず餅 100
焼き団子 100
■第15作「相合い傘」
今回も冷蔵庫は 雪印
こがね餅10円値下げ。
茶めし 150
おでん 150
赤飯 150
あんみつ 150
磯おとめ 100
草だんご 100
くず餅 100
こがね餅 70
焼きだんご 100
■16作「葛飾立志編」
今回も冷蔵庫は 雪印
とらやのお品書きは
「相合い傘」の時と全く同じものを使用。
茶めし 150
おでん 150
赤飯 150
あんみつ 150
磯おとめ 100
草だんご 100
くず餅 100
こがね餅 70
焼きだんご 100
今回のスポンサーである
『ブルドッグソース』は、いたる場面で出まくり!(^^;)
■17作「寅次郎夕焼け小焼け」
冷蔵庫は今回も 雪印
あんみつミツマメが値上がり
草団子 100
焼き団子 100
こがねもち 100
おでん 200
ところてん 150
みつまめ 200
あんみつ 200
サイダー 100
ラムネ 100
ジュース 100
氷
イチゴ 150
メロン 150
氷も第2作では50円だった。
雪印 牛乳 コーヒー味 いちご味
缶ジュース メロン味 グレープ味
ピーチゼリー オレンジゼリー プリン コーヒーゼリー
紙パックのりんご牛乳 イチゴ牛乳 小パック
牛乳パック 500mlパック 1リットルパック
■第18作「寅次郎純情詩集」
冷蔵庫 雪印風だが一応名前なし
スポンサーなし
草団子 100
焼き団子 100
こがねもち 100
おでん 200
ところてん 150
みつまめ 200
あんみつ 200
サイダー 100
ラムネ 100
ジュース 100
■第19作「寅次郎と殿様」
冷蔵庫は今回も 雪印
だんご系や黄金餅が値上がり
特に黄金餅は短い間に浮き沈みが激しい。80円−70円−100円−150円 どうした黄金餅(^^;)
飲み物のソーダ水、サイダー、ラムネって、みんな一緒っぽいね(^^;)
茶めし150
ところてん150
おでん250
草だんご150
焼きだんご150
こがね餅150
磯乙女150
くずもち150!
あんみつ200
みつ豆 200
ソーダー100
サイダー100
ラムネ100
■第20作「寅次郎頑張れ!」
下克上がおこり、冷蔵庫は今回からは サッポロビール
この作品では仁義なき値上げ決行!
あんみつ仁義なき値上げ
くずもちも仁義なき値上げ
とらやのあんみつは第2作と比べて4倍に値上がりしている。
浮き沈みが激しかった黄金餅はこの後長い間、スターティングメンバーからはずされる(TT)
ただし、この極道値上げのせいで、あと長い年月値上げは控えることになる。
お品書きの紙も同じものが長年使われていく。
豆大福登場
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
あんみつ280
お赤飯 200
豆大福 150
ところてん150
ミルクコーヒーが遂に始まる。
■第21作「わが道をゆく」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
あんみつ 280
お赤飯 200
豆大福 150
ところてん150
草だんご一折
小300
中500
大800
■第22作「噂の寅次郎」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
お赤飯 200
豆大福 150
ところてん150
あんみつ280
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
草団子一折
300
500
800
■第23作 「飛翔んでる寅次郎」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
リボンシュトロン
お赤飯 200
豆大福 150
大福餅 150
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
■第24作「寅次郎春の夢」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
リボンシュトロンジュース
お赤飯 200
豆大福 150
大福餅 150
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
■第25作 「ハイビスカスの花」
冷蔵庫は今回も サッポロビール」
お赤飯 200
豆大福 150
大福餅 150
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅 250
磯乙女 200
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
■第26作「寅次郎かもめ歌」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
草だんご一折
300
500
800
ジュース200
ラムネ150
ミルクコーヒー200
ところてん150
あんみつ280
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅250
磯乙女200
お赤飯 200
豆大福150
大福餅150
ジュース150
ラムネ150
ミルクコーヒー200
■第27作「浪花の恋の寅次郎」
冷蔵庫は今回も サッポロビール
お赤飯 200
豆大福150
大福餅150
ところてん150
あんみつ280
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅250
磯乙女200
ジュース150
ラムネ150
ミルクコーヒー200
冷蔵庫は『とらや』の文字。
『冷たいビールジュースラムネ』の貼り紙
■第28作「寅次郎紙風船」
冷蔵庫はスポンサーなし とらやの文字
冷蔵庫はこの作品から長い暗黒の時代に突入
スポンサーなしが続いていく。
第27作と同じ
お赤飯 200
豆大福150
大福餅150
ところてん150
あんみつ280
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅250
磯乙女200
■第29作「寅次郎あじさいの恋」
冷蔵庫はスポンサーなし
冷蔵庫 とらや
スポンサーなし
草団子 150
大福餅 150
焼き団子 150
豆大福 150
三色団子 200
ところてん 150
磯乙女 200
お赤飯 200
くず餅 250
あんみつ 280
第2作ではあんみつ70円だった…。
■第30作「花も嵐も寅次郎」
冷蔵庫はスポンサーなし とらやも文字
作品後半に冷蔵庫が消えて!
おでんの台が代わりにある。
あんみつ280
お赤飯200
大福餅150
ところてん150
豆大福150
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅250
磯乙女200
■第31作 「旅と女と寅次郎」
冷蔵庫はスポンサーなし とらやの文字
第30作と同じ
あんみつ280
お赤飯200
大福餅150
ところてん150
豆大福150
三色だんご200
焼きだんご150
草だんご150
くず餅250
磯乙女200
■第32作 「口笛を吹く寅次郎」
冷蔵庫はスポンサーなし
おでん台
ところてんは第38作と比べて半額
大福餅 150
豆大福 150
お赤飯 200
ところてん150
あんみつ 280
くず餅 250
草だんご 150
焼きだんご150
磯乙女 200
三色だんご200
■第33作 「夜霧にむせぶ寅次郎」
冷蔵庫はなし。スポンサーなし
おでんの台
大福餅 150
豆大福 150
お赤飯 200
ところてん 150
あんみつ 280
くず餅 250
草だんご 150
焼きだんご 150
磯乙女 200
三色だんご 200
冷蔵庫はスポンサーなし
■第34作「寅次郎真実一路」
冷蔵庫はなし。スポンサーなし
冷蔵庫なしおでんの台
草だんご150
くず餅250
あんみつ280
大福餅150
豆大福 150
ところてん 150
お赤飯 200
■第35作「寅次郎恋愛塾」
今回から冷蔵庫は サントリー
このあとしばらくサントリー時代が始まる。
三色だんご焼きだんごなどのだんご系仁義なき値上げ
お赤飯200
豆大福150
ところてん150
あんみつ280
三色だんごだんご250
焼きだんご250
磯乙女200
■第36作「柴又より愛をこめて」
冷蔵庫は サントリー サントリービール
三色だんご250
焼だんご250
磯乙女200
茶めし200
大福餅150
豆大福150
あんみつ280
お赤飯200
ところてん150
■第37作「幸福の青い鳥」
意外にもスポンサーなし
おでんの台
ところてん仁義なき超値上げ 倍
草だんご焼きだんごなどのだんご系またもや値上げ
くずもちも値上げ
すべて仁義なき極道値上げ。
黄金餅だけなぜか値下げ!黄金餅に何が起こったのか!??
お品書きにビール登場!
おでん400
こがね餅200
草だんご300
焼だんご300
磯乙女300
くず餅300
茶めし200
お赤飯200
ジュース200
ラムネ150
ビール300
あんみつ300
ところてん300
■第38作「知床慕情」
冷蔵庫は復活! 新しく サントリー サントリービール
草だんご300
焼だんご300
磯乙女300
茶めし200
お赤飯200
こがね餅200
おでん 400
くず餅300
あんみつ300
ところてん300
ジュース200
ビール300
■第39作「寅次郎物語」
冷蔵庫は今回もサントリー サントリービール
三色(草)だんご300
焼だんご300
磯乙女300
茶めし200
お赤飯200
こがね餅200
おでん 400
あんみつ300
ところてん300
ジュース200
ラムネ150
ビール300
■第40作「サラダ記念日」
冷蔵庫は今回も サントリー
草だんご300
焼だんご300
磯乙女300
茶めし200
お赤飯200
こがね餅200
おでん 400
くず餅300
あんみつ300
ところてん300
ジュース200
ラムネ150
ビール300
■第41作「寅次郎心の旅路」
冷蔵庫は今回も サントリー
この作品では結構なんでも値上げ。
草だんご焼きだんごなどのだんご系またもや値上げ
草だんご一折1000円に突入
ラムネ200
ジュース200
ビール300
あんみつ350
ところてん350
おでん450
草だんご350
焼だんご350
磯乙女300
茶めし250
お赤飯200
こがね餅250
ガラス戸に
草だんご一折
1000
800
600
■第42作「ぼくの伯父さん」
冷蔵庫は今回も サントリー サントリービール
ラムネ200
ジュース200
ビール300
草だんご350
あんみつ350
ところてん350
おでん450
草だんご350
焼だんご350
磯乙女350
茶めし250
赤飯200
くず餅350
■43作「寅次郎の休日」
冷蔵庫は今回からは下克上で キリン
第42作と同じ
ラムネ200
ジュース200
ところてん350
あんみつ350
おでん450
茶めし250
お赤飯200
こがね餅250
磯乙女350
くず餅350
草だんご350
焼だんご350
■第44作「寅次郎の告白」
冷蔵庫は43作同様 キリン
第43作と同じ
ラムネ200
ジュース200
ビール300
ところてん350
くず餅350
磯乙女350
草だんご350
焼だんご350
おでん450
茶めし250
お赤飯200
こがね餅250
■45作「寅次郎の青春」
冷蔵庫は今回も キリン
ラムネ200
ジュース200
ビール300
ところてん350
くず餅350
磯乙女350
草だんご350
焼だんご350
あんみつ350
おでん400
茶めし250
お赤飯200
こがね餅250
おでん一皿 400円 50円安くなった?
草だんご
小6〇〇円
中8〇〇円
大1〇〇〇円
各種詰合わせいたします。
■第46作「寅次郎の縁談」
冷蔵庫は キリン
なんでも値上げ
だんご系ついに400円に!
おでん遂に500円時代
おでん一皿500円
冷蔵庫に貼ってある
だんご製造室との間に
大きく穴が開いている
品書きが上にかかっている
ところてん400
茶めし300
お赤飯300
草だんご400
焼きだんご400
こがね餅300
磯乙女 400
おでん500
一折1000円
■47作「拝啓車寅次郎様」
冷蔵庫は今回も キリン
おでん一皿500円
第46作と同じ
だんご系すべて 400
おでん500
磯乙女 400
あんみつ400
おでん500
あんみつ400
ところてん400
こがね餅 300
赤飯300
茶めし300
ビール300
ジュース200
ラムネ150
■第48作「寅次郎紅の花」
冷蔵庫のスポンサーは最後も キリン
第47作と同じ
だんご系すべて 400
おでん500
磯乙女 400
あんみつ400
おでん500
あんみつ400
ところてん400
こがね餅 300
赤飯300
茶めし300
ビール300
ジュース200
ラムネ150
以上前48作品お品書きでした。
■ とらや(くるまや)価格値上げ時期を下の表にまとめてみました。
どの作品で価格を値上げして行ったか。↓
青文字は値下げ
赤文字は80円以上の急激な値上げ。
値上げ(値下げ)した瞬間の作品のみを記入しました。空白欄は前回の作品と同じ値段だと思ってください。
品目/作品 |
2作 |
3作 |
6作 |
7作 |
9作 |
10作 |
12作 |
13作 |
15作 |
17作 |
19作 |
20〜34作 |
35作 |
37〜40作 |
41作 |
42作 |
45作 |
46〜48作 |
(草)だんご系 |
|
|
|
60 |
50 |
60 |
120 |
100 |
|
|
150 |
|
250 |
300 |
350 |
|
|
400 |
一折(小) |
|
200 |
300 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
600 |
|
|
|
1000 |
磯乙女 |
|
|
|
|
50 |
|
80 |
100 |
|
|
150 |
200 |
|
300 |
|
350 |
|
400 |
おでん |
100 |
70 |
|
|
|
100 |
|
150 |
|
200 |
250 |
|
|
400 |
450 |
|
400 |
500 |
あんみつ |
70 |
|
|
|
100 |
|
120 |
150 |
|
200 |
|
280 |
|
300 |
350 |
|
|
400 |
ところてん |
|
50 |
|
|
70 |
|
100 |
|
|
150 |
|
|
|
300 |
350 |
|
|
400 |
赤飯 |
|
|
|
|
100 |
|
|
150 |
|
|
|
200 |
|
|
|
|
|
300 |
茶めし |
|
|
|
|
|
100 |
120 |
150 |
|
|
|
250 |
|
200 |
250 |
|
|
300 |
くず餅 |
|
|
|
|
|
|
100 |
|
|
|
|
250 |
|
300 |
|
|
350 |
|
こがね餅 |
|
50 |
|
|
|
|
80 |
|
70 |
100 |
150 |
|
|
200 |
250 |
|
|
300 |
ビール |
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300 |
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ジュース |
50 |
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60 |
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100 |
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200 |
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参考資料消費者物価指数
■【とらや(くるまや)値上げについての簡単な考察】
★これを見ると分かるように第9作「柴又慕情」、第12作「私の寅さん」、第13作「恋やつれ」第17作「夕焼け小焼け」、
第19作「殿様」と小刻みに中規模値上げをしていった。
ちょうど上の↑の物価指数のグラフを見ても分かるが
オイルショックの起きた1973年は土地の値上がりと共に物価も上昇していたのだだからその年公開の
第12作でいろいろ価格を値上げをしたのは仕方がないのかもしれない。
★全体に団子の価格に迷いがあるようだ。上がったり下がったり繰り返している。
一折ものなどは同じ作品で二つ価格があったりもする。
★第20作「頑張れ!」でかなり思い切った仁義なき値上げに踏み切っている。
★その反動か、お客さんから大きな反発を買ったのか、
この第20作のあと、なんと第34作「真実一路」までまったく値上げをしないまま頑張った。
★しかし、その後第37作「青い鳥」で2回目の仁義なき値上げ決行してしまう。
★そしてその後も第41作「心の旅路」で中規模の値上げをし、
第46作「縁談」ではまたもや3回目の仁義なき値上げに踏み切ったのである。
★これも前回の値上げ同様、見て分かるように、
大きな値上げの後は、客離れを防ぐために数年はそのままの価格で据え置きしているようである。
★茶飯と赤飯はご飯もののせいか、さほど団子やおでんのようには値上げはしなかったようだ。
初期と比べて3倍の値上がりで止まった。
★最も値上げ率の高かったものは「団子」一般であり、初期と比べて約8倍に値上がりしている。
同じくところてんも8倍。
★コーラは主に初期の作品のい多く、第13作からは見られなくなった。
★ビールは勝手に値上げできないのか第37作「青い鳥」で登場してから最後まで300円のまま。
★団子一折は初期の頃は、(小)が200円で(大)が300円だったが、すぐに(小)が300円になり、
第21作「わが道をゆく」では(小)300、(中)500、(大)800に落ち着き、
その時期が続いたが、第37作の第2次仁義なき値上げ以降いきなり(小)600円、(中)800円、(大)1000円になってしまった。
★中期の作品では「ミルクコーヒー」が長く登場するが、第28作以降、客が飽きたのか無くなってしまった。
★下町の店屋につきものの「ラムネ」は意外にも第17作「夕焼け小焼け」から始まった。
おそらく初期の頃は「サイダー」があったせいだろう。
第19作の 飲み物のソーダ水、サイダー、ラムネはそれぞれ似すぎだ(^^;)
★第2作ではクリームを使ったメニューが多い。そしてこのころはかなり安い。
クリームを使ったメニューは第10作「夢枕」以降見られなくなっていった。
★大福餅や豆大福は、いかにもとらやにいつもありそうだが、実は中期の作品群に限られる。
★あんみつはほとんどの作品であるが、みつまめは十作台の中の数作品のみ。
★「カキ氷」の値段は意外にもめったに出てこないが、
第2作で50円だったものが第17作「夕焼け小焼け」では150円になっている。
★初期の第8作あたりまでは幅の大きな紙にお品書きが書いてある。第11作、第12作も幅の大きな紙
第3作第4作は渋く木の札に書かれてある。
第9作は細い紙。第13作から第19作までは全て細い紙。
第20作から第36作までは、中庸な大きさで安定感のある読みやすいほぼ同じようなお品書き。
第37作から第45作までも同じようなお品書きが続く。
第46作から第48作までも同じようなお品書き。
ほぼ、価格の変動にあわせてお品書きの姿かたちも変わっていく。
値上げと言えば、瞬間的にギネス並みの値上げをしたこともあった。
それは、第17作「夕焼け小焼け」で、
お金が必要な寅がお客さんの谷よしのさんに発作的に「200万円」の団子代を請求したことがあった。
ちなみにおばちゃんは即座にその金額を訂正し「500万円」と言い切っていた。
しかしさすがに払ってくれるはずもなく数秒後には正当な「500円」に落ち着いていた。
■とらや(くるまや)【冷蔵庫】についての簡単な整理
ただし、あくまでもとらや(くるまや)の店の冷蔵庫のマークのみ対象です。
【森永】
第1作〜第4作
第6作〜第7作まで。
第10作
合計7作品
【ペプシ】
第9作
合計1作品
【雪印】
第5作
第8作
第11作〜第17作まで。
第19作
合計10作品
【サッポロ】
第20作から第26作まで
合計7作品
【スポンサー無し】
第18作。
第27作〜第34作まで。
第37作。
合計10作品
【サントリー】
第35作〜第36作まで。
第38作〜第42作まで。
合計7作品
【キリン】
第43作〜第48作まで。
合計6作品
多い順番で書くと
1位 |
スポンサーなし |
10 |
作品 |
1位 |
雪印 |
10 |
作品 |
3位 |
森永 |
. 7 |
作品 |
4位 |
サントリー |
. 7 |
作品 |
4位 |
サッポロ |
. 7 |
作品 |
6位 |
キリン |
. 6 |
作品 |
7位 |
ペプシ |
. 1 |
作品 |
★意外にもトップの雪印と並んでスポンサーなしの作品も10作品と多かった。
どのスポンサーもある時期に集中してるんだね。
★あのままシリーズが続いていると間違いなく次は「アサヒ」 アサヒビール
が6〜7作品連続でスポンサーになっていたことは想像に難くない。
以上で全ての考察を終わらせていただきます。
あ〜〜〜長かった(^^;)
このようなでかいアップをいたしました関係で、寅次郎と殿様完結編は
8月10日ごろになる予定です。気長にお待ちください。
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